論文をSSRNに公開しました。タイトルは
Has COVID-19 Permanently Changed Online Consumption Behavior?
で、早稲田大学の戸堂先生との共著です。
本稿ではヤフーショッピングデータの長期的な全購買データを元にCOVID-19で日本の消費者行動がどのように変化したかについて調べました。消費者に関する多くの予測は「COVID-19によって消費者の購買内容は変わった。」というものですが、この研究ではそれを明らかに否定するものになりました。すなわち、COVID-19の流行当初においては人々は量的にパニック的な購買をしましたが、第二波、第三波と繰り返されるうちに、人々の購買はCOVID-19以前と同様の購買内容に戻っていくことがわかりました。またこの2年間のパンデミックの期間を通じて、質的に購買の内容が変わるということもほとんどありませんでした。