最近の活動

私が行っている大規模経済シミュレーションは,理化学研究所の伊藤伸泰先生率いるグループの支援を受けて行っているものです.この度さらに研究活動や交流を円滑にするため,私が理化学研究所の客員研究員となりました.富岳の利用をはじめ,人材の交流などたくさんのメリットがあると思います.

公益財団法人 ひょうご震災記念21世紀研究機構から,COVID-19および南海トラフ沖地震等における県下の経済への影響あるいは関西経済圏への影響について,分析の依頼を受けました. この予算により,人員を一人追加し,データの作成・シミュレーション等の補助をしてもらっています.

先日行った,COVID-19に伴って東京23区を封鎖した場合の経済予測について,テレビ朝日ニュース(ANN)で取り上げられました(2020/8/19).現在行っている富岳による大規模なシミュレーションについても言及されています.

銀行との共同研究により,口座のお金の流れをすべて把握し,分析結果をまとめました.このようなデータは極めて秘匿性が高く,世界でも他に類を見ない画期的な研究です.

Yoshi Fujiwara, Hiroyasu Inoue, Takayuki Yamaguchi, Hideaki Aoyama, Takuma Tanaka, “Money flow network among firms’ accounts in a regional bank of Japan”, SSRN, 2020.

2020年6月17日に理化学研究所・計算科学研究センターの記者向け勉強会が行われました.私の研究チームが富岳を用いて行っている一連の研究について説明を行いました.

2020年度の修士一年生が私の研究室の配属になりました.藤野さんと大和さんの2名です.私の研究室では社会に関する計算科学的アプローチを行っていますが,彼らもそのような研究課題にすでに取り組んでいます.オンラインでのゼミには特有の難しさがありますが,修士二年生の山田さんの先輩としての矜持に期待しつつ,指導していきたいと思います.

兵庫県立大学にて公募があった新型コロナウイルス関連研究事業に採択されました.新型コロナウイルスの経済的影響に関する私のプロジェクトについては,すでに文部科学省はじめ多くの機関の協力を得ており,今回の予算的支援で研究がより一層推進されると思います.

Mason Online Pandemic Modeling Forumに招待され,”The propagation of the economic impact through supply chains: The case of a mega-city lockdown against the spread of COVID-19″のタイトルで招待講演を行いました.我々の分野の巨人であるRobert Axtell教授に直接招いていただき大変な名誉でした.
 講演の様子を収めた動画は以下になります.

新潟大学 飯野さん,早稲田大学 齊藤さん,戸堂さんとの共著論文がThe Japanese Economic Reviewに掲載されました.この研究は,世界の特許データを用いながら,企業がより価値のある発明を行うにはどのようなネットワークが背後にあるのかをeconometricの手法を用いながら示しています.オープンアクセスです.

https://link.springer.com/article/10.1007/s42973-020-00042-y

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